収蔵資料
| 収蔵品名 | 「イモン帖」(関連写真・他) |
|---|---|
| 資料番号 | 2000 |
開戦当初の慰問袋には、手紙や絵はがきといったメッセージから缶詰、缶入りのお菓子などの食べ物やタオル、下着などの衣類、かみそり、色鉛筆のような実用品も含まれた。戦局が悪化して物不足になると、慰問袋の中に入れるものがなくなって、イモン帖(慰問帳)が慰問袋の代わりになった。旧制の高等女学校生が布や色紙などを利用して美しい小冊子を作り、そこに品物の代わりに絵や文章が書かれた。このイモン帖は送られた布川賢冶郎さんが60余年間大切に保管されていたものである。